初めてパニックになった 私は体を鍛えようと週に2回ほどトレーニングジムに通っていた。 ウォーキングとジョギングそれに2、30Kgのウェイトトレーニングで、終わる頃には少し汗ばむ程度だった。 それは昔、登山やボクシングをやっていた頃の2、3割、それよりか少ない運動量だった。 |
またパニックに襲われる 何日か過ぎたある日、私が車を運転していた時だった。 その日は特に暑くも無く、寒くも無く穏やかだった。 私はしばらく車を走らせているとそのうち、夕方のラッシュで私の車は渋滞に巻き込まれてしまった。 仕方が無いので病院へ行き、安定剤を処方してもらって服用していた。 それはなんとなくいいように感じられた。 だが、発作が止むことは無かったのだった。 |
いったい私の身体はどうなってしまったのだろうか しだいにこのパニックの症状とこの恐怖感は何が原因なのか、どうしたらいいのか、という事を私は考えるようになった。 だが不思議な事に、それ以来あの病状が私を襲うことは無かった。 確かに不安はあった、だが絶対にあの状態から抜け出せていると信じて行動しているのだ。 私は今、誰もがこの病気から必ず脱出できると確信しています。 そして、同じ苦しみを体験している人たちに教え伝えたいと思っています。 |
私の場合、自己催眠によって何を思い出したのか <パニックになる10年ほど前のことだったと思う、仕事で鳥取へ行った時のことだ。<その夜、なかなか寝付けないので近くでアルコールを買ってきて一人で飲んでいた。 普段はまったく飲めないくせにだ。 冷たくて飲みやすかったので二合ほど飲んでしまったと思う。 <しばらくすると顔がだんだん熱くなってきて、胸も苦しくなり吐き気がしてあわててトイレに駆け込んだ。 <とにかく吐こう <口に指を突っ込んで無理やりに吐こうとした。 だがなかなか吐くことも出来ずにますます気分が悪くなった。 もう自分ではどうにもならないので連れに救急車を頼んだ。 <「急性アルコール中毒」です。 <医者にそう言われ治療を受けた。 その時はとにかく苦しかった…その気分が催眠中に出てきたのだ、口からは何も出ないが吐き気は何度も催眠中に出てきた、止めようとしても出てきた。 「あの時の気分だ!」 意識ではわかっていたが自然に止まるまで続いた。 時間にして2、3分のことだ。 思い出したくない気分が出た反面、こんな気分が潜在意識の中にトラウマとして残っていたのかと思うとぞっとした。 その後2、3回自己催眠をしてその最中に吐き気がしたが大した事は無かった。 他に何か残っていないか試したが他には何も出てこなかった。 そんな頃、自分でもこの方法に確信が持て、それと同時にストレスもさることながらトラウマの恐さも十分理解できた。 ※ 私の場合は一つのトラウマによって引き起こされていましたが、人によっては複数の場合もあります。 幼い頃の経験もありますが、催眠を使いそれを思い出すことによって「苦い思い出」となり苦から脱出できます。 それは本人が納得できることで、記憶が無くなることでもないし恐がることもありません。 ストレスの恐さと人の不思議さを実感できることだと思います。 この病気にかかる人は脳の異常とか変人とかでなく、むしろストレスの発散が下手で、性格的が几帳面で人の良さにも通じると思っています。 また自分で何とかできるので、自分で脱出するのが良いと思います。 |
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